株式会社アップリーチ(本社:千葉県浦安市、代表取締役:原康則)は、仙台市が主催する2023年度の「仙台BOSAI-TECH Future Awards」において、課題解決テーマ「災害情報把握と地域連携(多賀城市)」に採択され、2024年1月29日に多賀城市役所で実証実験を実施します。
[Metell LIFE -ミテルライフ-]URL: https://metell-life.com/
実証実験の背景
宮城県多賀城市は東日本大震災で甚大な被害を受けた自治体の一つであり、その経験から自治体と町内会間でスムーズかつ効果的な情報伝達が可能で、デジタルデバイスに不慣れでも利用可能なソリューションを求められていました。
- 災害時は市の職員以外にも町内会が自主防災組織として避難支援活動を行っており、集会所等、市の指定避難所に避難しない市民に対しては町内会の有志が対応している。
- 現状、市と町内会との連絡手段は電話のみとなっているが、電話が繋がらないケースがあるため、町内会側での避難、被害状況全貌を市で把握するのが難しい。また、各町内会同士での情報共有もあまり進んでない。
- 町内会では、スマートフォンに不慣れな役員も多く、高度なデジタル媒体を利用することはハードルが高い。
これらの課題を解決するため、当社が運営している地域で見守り、安否確認アプリ「Metell LIFE -ミテルライフ-」を活用して多賀城市の課題を解決できるか実証実験を通して検証を行います。
実証実験内容について
災害時を想定した実証実験
1. 自治体から「けがをしていますか?」等の安否確認を送信し、住民が「はい」または「いいえ」で回答した結果を自治体および町内会で確認できることを検証します。
2. 自治体と町内会がトーク機能で連絡を取り合い、情報共有できることを検証します。
3. 町内会から自治体へ地域の被害状況を写真付きで送信できることを検証します。
平常時を想定した実証実験
4. 自治体から町内会役員へ「会議出席可否」の確認ができることを検証します。
5. 自治体から住民へお知らせを送信し、住民の既読人数を地域別または町内会別に確認できることを検証します。
6. 町内会から住民へお知らせを送信し、住民別の既読未読が確認できるか検証します。
7. 町内会から住民へアンケートを送信し、住民別の参加可否が確認できることを検証します。
Metell LIFE -ミテルライフ- について
高齢者が容易に使えるようにするため千葉県浦安市老人クラブ連合会(会長:相原勇二)と共同開発した「地域で見守り、安否確認」ができるアプリです。
高齢者見守りや発災時の安否確認で要支援者を瞬時に把握して共助で対応、情報共有している自治体が的確に公助につなげられるシステムです。普段使いでは回覧板、お知らせ、困りごと解決など、地域コミュニケーションの活性化に役立ちます。既存の安否確認アプリは企業向け、高額、一つの組織内でしか使えない等の課題がありましたが、当システムは安価で、個人間、組織間で有機的につながって協働できる特徴があります。支援が必要か否かをトリアージして効率化し、要支援者やスマートフォンが使えない住民に救援リソースを集中することに役立ちます。
- 高齢化する地域で人海戦術での災害時対応に限界
- 独居高齢者の増加、民生委員不足の中での見守りに限界
- 地域コミュニティの希薄化が進み共助に限界
これらの課題を解決します。
あえて多機能にしない
見守りや安否確認、お知らせで回答する側は「はい」「いいえ」または「確認した」をタップするだけ。
徹底的に簡素化し、誰に対しても情報格差を生まないことを最優先に開発しました。
プライバシーとセキュリティを最重要に
多くのアプリで当たり前となっている位置情報、トーク内容、ショッピング履歴、閲覧履歴等を取得してマーケティングに利用するようなこともしていませんので、地域住民全体が安心して利用できます。
離れて暮らす両親も見守りたい
離れて暮らす両親とアプリでつながり、負担のない見守りが出来ます。
両親から直接の応答がない場合でも、両親が暮らす地域のみまもり状況が分かるので安心です。
わたしたちが目指す未来
だれもが安心な未来を思い描けるやさしい社会を目指します。
会社概要
商号 : 株式会社アップリーチ
代表者 : 代表取締役 原 康則
所在地 : 〒134-0088 東京都江戸川区西葛西2-23-7 信明ビル3F
設立 : 2016年9月
事業内容 : アプリサービス、システム開発
資本金 : 300万円
URL : https://www.appleach.co.jp/
株式会社アップリーチ
担当:原 康則
TEL:03-6808-5665
FAX:03-6808-5666
MAIL:info@mitell-life.com