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【システムエンジニア】SEとしての働くならSESと自社開発どっちがいいの?

今回はインフラエンジニアを含む、システムエンジニアとしての働き方について、一般的な情報というよりも自身が体験した内容を主に記載してみようと思います。
そのため、世の常識とは異なる点もあるかと思いますが、こういう経歴の人もいるんだなぁと、あたたかい目で見ていただければと思います。
またここで記載するメリット/デメリットも個人的な感想になりますので、ご了承ください。

システムエンジニアとしての働き方ってなぁに?

私の経験からSEの働き方としては、大きくSESと自社開発(社内SE)の2つに分けられるのかなと思っています。
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SES

SESとはシステムエンジニアリングサービス【System Engineering Service】の略になります。
システム開発や保守運用の委託になり、基本的には客先のオフィスに常駐して作業を行います。
帰社という形で自社に行くこともありますが、仕事自体は客先で行うので事務的な事しか行いません。
ちなみに客先からはパートナー社員と呼ばれることが多いです。

自社開発(社内SE)

こちらはその名の通り、自身が所属する企業でシステム開発や運用を行います。または、社内のサーバやPC等IT関連の管理を行います。
会社によって社内SEの定義に差があるので「入社したらこんなこともやるの?」と思う人もいるそうですが、ここではSES以外の働き方と思っていただければOKです。

それぞれのメリット

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SESのメリット

なかなか正社員になるには難しい大企業の技術に携わることが出来ます。また、契約が終われば違う客先での作業となるので、多くの技術に携わることが出来ます。
1つの企業に携わる期間は業務内容によりけりですが、私の場合は保守/運用業務が含まれていたので、最長8年間同じお客様からお仕事を頂いておりました。ただこれは珍しいパターンで、自分の周りでは半年~1年程度で違うお客様への異動が行われることが多かったです。
また、SESは入社のハードルが比較的低いこともメリットとして挙げられます。
年齢にもよりますが、未経験でも自己学習とやる気次第で正社員として雇用されることも珍しくありません。

自社開発(社内SE)のメリット

自分の仕事が直接会社の業績に関わってくるので、成果を出せたときは達成感があります。
また報酬に関してもそれ相応のリターンが期待できます。
加えて、企業によりけりですが、SESのような短期間での異動ありきではないので、就業環境に関しては落ち着いているものと思われます。
独身の頃はまだいいのですが、家庭を持つと気軽に引っ越しを行うことは出来ませんので、就業場所や時間帯が安定していると働きやすいですね。

それぞれのデメリット

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SESのデメリット

契約形態にもよりますが、あくまで客先の仕事になるので成果を出しても、継続して仕事を頂く以上の見返りは少ない印象です。
(交渉次第で単金UPはありますが、直接本人に反映されるかは、所属する企業次第)
そして、業務委託の契約を頂くことが目的になっているため、極端な話在籍していればお金が入るので、依頼された作業をこなすということが目的となってしまいます。
また、契約ごとに働き先が変わるため、人間関係等も含め毎回リセットされるので、環境の変化をストレスに感じる人にはつらいかもしれません。

自社開発(社内SE)のデメリット

自社の業績が直接自身の収入に影響することかなと考えます。メリットの項目でも書きましたが、SESの場合は契約がなくなれば違う客先を見つけるだけなので、自社開発に比べるとダメージは少なめですが、自社の業績が下がれば自身の収入、または身の振り方も怪しくなります。
また、入社のハードルはSESと比較すると高いです。企業としては会社を発展させてくれるような人材が欲しいので、技術力だけでなく様々な能力が求められます。

結局どっちがいいのかな

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それぞれのメリット/デメリットを書いてみましたが、、、
こんな回答では苦情が来そうですが、どちらの働き方がいいかは自分が求めるもの次第かと思います。
フットワーク軽く色々な仕事を経験し、多様な技術を習得したい人にはSESは向いていると思います。
また自分の力で会社を発展させたい、安定した就労環境を手に入れたい人は自社開発(社内SE)を目指すべきでしょう。
もちろん、SESでも高い目標をもって意欲的に行動している人もいますし、逆に自社開発でものんびりとその日暮らしの人もいます。
※この辺の意識に関しては、副社長が10秒で指摘してくれました。
https://www.appleach.co.jp/note/ceo/511/

ただ私の経験から客先常駐という働き方からか、周りも含め帰属意識が低くなりがちでした。同じ会社の人でも常駐先が違うと名前も顔も知らないということが多く、退職などで人の入れ替えも多かった気がします。
(少し話せる関係の人でもいつの間にか退職していた、なんてこともしばしば)

更に私が以前所属していた企業では社員の評価は在籍期間に比例するので、特にこれといった成果を出さなくても、在籍していればそれなりに昇給します。客先から契約を頂けていればそれが成果です、とも取れますがこういった制度からか、周りも受け身になってしまう人は多かったです。

考え方は人それぞれなので、これでお給料をもらえるならいいじゃないか、という人もいるかと思いますが、せっかく働くなら自分の頑張りを評価される環境にありたいと思い、私はアップリーチで働いています。
しっかり成果を出したいというプレッシャーやSESの頃よりも責任がのしかかってきますが、それも含めて楽しんでいきたいですね~。
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アップリーチ記事編集部

この記事を書いた人

アップリーチ記事編集部

1998年創業のシステム開発会社。汎用系システム開発とWEB制作を多く手掛ける。現在はアプリケーションの開発とサービス運用に注力。アップリーチ記事編集部では、システム・WEB・デザインなど様々な領域で発想を飛ばし、アイディアを紡いできたメンバーがノウハウやハウツーを発信しています。

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